テトラサイクリン
テトラサイクリンは、肺炎や皮膚感染症などで
処方される抗生物質で昭和40年代にもっとも
多く使用されました。
この時期(1960年代)に生まれた子どもに、
テトラサイクリンの服用が原因で歯が変色
してしまった人が多い。
母親が妊娠後期にテトラサイクリンを服用したり、
永久歯形成期の生後7歳ぐらいの間に投与
されたりした幼児の成長過程で、歯の変色や
縞模様が多く現れています。
服用していた期間や量に応じて歯の着色は
濃くなる傾向にあります。
また、テトラサイクリンによる歯の変色は、
太陽の直射日光にも影響をうけ、変色が
強く変化していきます。
テトラサイクリンによる変色は、4段階に分類
され、第3度(濃い灰色、青みがかった灰色で
縞模様が現れている)以上のテトラサイクリン
による重度の歯の変色は、ホワイトニングだけで
歯を白く改善することは難しいといわれています。
1963年、アメリカのFDA(米国食品医薬品局)
により、歯質に影響を及ぼす時期のテトラサイクリン
投与が歯の変色に及ぼす影響を指摘され、現在では
日本でも使用が激減しています。