ダイレクトボンディング(ダイレクトレジンベニア)

ダイレクトボンディングは、透明感のある天然の歯のような 仕上がりが期待でき、ホワイトニングで改善が難しい テトラサイクリンなどの抗生物質による重度の変色にも有効です。
ダイレクトボンディングの手順は、まず最小限に薄く削った歯に、光を通さず 下の色が透けて見えない樹脂を塗り、更にその上に光を通す透明感の強い 樹脂を塗り重ね、樹脂が固まったら表面を磨き仕上げます。
ダイレクトボンディングのメリットは、ラミネートベニアのように歯型を取る必要もなく 1回の治療ですむ、歯を削る部分が最小限、はがれにくい、色を選べる、簡単に修復できる、 ラミネートベニアより治療料金が安い、などの点が挙げられます。
また、歯を白くするだけでなく、歯の形の修正や前歯の隙間も改善することができます。
デメリットは、セラミックに比べ耐久性が劣る、難易度も高く即日治療なので 細かい模様などの再現が難しい、定期的なクリーニングが必要などの点です。
ダイレクトボンディングは、ナノテクノロジーを応用した新素材が開発されるなど、 より進歩した技術が期待される治療方法です。