ホワイトニングの歴史

その背景には、多民族国家ならではのコミニュケーション手段のひとつ として白い歯の笑顔が不可欠だったということが挙げられます。
1978年には、高濃度の過酸化水素と大型のランプを使った歯の漂白が 試されましたが、治療時間が長いなど患者に与えるストレスが大きく、 歯へのダメージも危惧されたため普及しませんでした。
1989年、アメリカでホームホワイトニングが開発され、歯科医院で ホワイトニングが行われるようになりました。
1991年、日本で唯一厚生労働省の認可をうけているオフィス
ホワイトニング剤「ハイライト」がアメリカで発売され、全米に
普及しました。
1995年、日本人の歯の美意識が大きく変わるきっかけとなった
「芸能人は歯が命」のCMが話題になり、アパタイト入りの歯磨き剤
アパガードは高価ながら100億円を超えるヒット商品になりました。
この年、ホワイトニングサロンが初めて日本にも登場。
1996年、レーザーを利用したホワイトニングが登場。
レーザーホワイトニングは一時期話題になりましたが、レーザー機器の
値段も高く、歯へのダメージも指摘され現在ではあまり使われていない
ようです。
1999年、アメリカで歯を1日で白くする画期的なホワイトニングシステム
「ブライトスマイル」が開発され、全米で脚光をあびる。
2000年には日本にも上陸。
2001年、日本でもアメリカで最も普及していたホームホワイトニング剤
「ナイトホワイト・エクセル」が厚生労働省の認可を受けて発売され
ホワイトニングに対する注目度が一気に高まりました。
しかし、続々と新しい薬剤や器具が開発され、100種類ほどの
ホワイトニング剤が発売されているアメリカに比べ、日本では2種類の
ホワイトニング剤しか認可されておらず、最新のホワイトニング剤は
医師が自己責任で個人輸入しているのが日本の現状です。